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これは、私が保険会社側の代理人として示談交渉を担当した交通事故の案件です。

事案については、雪道でスリップをし反対車線に飛び出てしまったYさんが運転する車両と対向車線を走行してきたXさんが乗車する車両とが正面衝突をするという交通事故が発生しました。
この交通事故によって、Xさんは腰椎捻挫の怪我を負い、病院で治療を受けた後に、弁護士を立てて、治療費休業損害慰謝料など合計63万円をYさん側の保険会社に請求してきました。

弁護士からの請求事案であったことから、Yさん側の保険会社を通じて、私がXさん側の弁護士との示談交渉を担当することになりました。
Xさんの治療に関する診断書などを確認してみると、加齢による腰椎椎間板ヘルニア既存障害があることに判明したことから、交通事故裁判などの判例などを調べた上で、Xさん側の弁護士に対し、40%ほどの素因減額がされるべきではないかという点を指摘しながら示談交渉を進めました。

その結果、最終的に

損害額   63万円
素因減額  ▲40%
既払い   ▲18万円
支払額   20万円

という形で示談が成立し、請求額のうち55%分の減額に成功しました。