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これは、私が保険会社側の代理人として担当した案件です。

高次脳機能障害の案件

交通事故によりXさんは脳挫傷等の怪我を負い、高次脳機能障害という重い後遺障害が残り、後遺障害等級で「3級」という認定を受けていました。

そして,Xさんの家族は、弁護士を立てて、損害賠償として2億円以上の請求を保険会社にしてきました。

交渉の内容

Xさん側の弁護士からの多額な請求に困った保険会社の担当社から相談を受け、私が加害者Yさんの代理人となり、Xさん側の弁護士と交渉をすることになりました。

Xさん側の弁護士の請求内容を確認したところ、休業損害・逸失利益・将来介護費などについて損害額を過大に請求されているとともに、交通事故に関する刑事記録を取り付けてみると被害者側にも相応の過失があること(過失相殺)が判明しました。

そこで、Xさん側の弁護士と粘り強く交渉を続けたことで、最終的に、私の方から提示した6500万円で示談ができ、結果としてX側の弁護士が当初請求してきた金額(2億円以上)から67%以上の減額に成功しました。