これは、保険会社側の代理人として担当した交通事故の案件です。

事案の内容としては、Yが運転する車両に追突されて頸椎捻挫の怪我を負ったX(タクシー運転手)が、保険会社との示談交渉で折り合いがつかなかったことから、弁護士を立てて、治療費や慰謝料・休業損害など合計63万円を請求してきたという事案です。

示談交渉を保険会社から引き継いだ当事務所の弁護士は、今回の事故が軽微な物損事故であったことから、X側が主張する治療期間や休業期間が不当なのではないかといった点が争い、医師に意見照会をしたり、医療文献を提示したりしながら、X側の弁護士と交渉を重ねていきました。その結果、

請求額66万円 ➡ 示談金25万円

という金額で示談が成立し、請求額の60%分以上を減額することに成功しました。