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これは、私が被害者側の代理人として担当した案件です。

保険会社の提示

Xさん(事故時50歳代)は交通事故による脳外傷で後遺障害9級(高次脳機能障害)の認定を受け,保険会社(日本興亜)から賠償金500万円程(なお,Xさんは既に自賠責保険から後遺障害分の616万円を受け取っていました。)を提示されていました。

この保険会社に提示された金額が適正なのかどうか知りたくて、Xさんは相談にいらっしゃりました。

交渉の結果

保険会社の提示内容を検討したところ、慰謝料や逸失利益など賠償額の増額が望めそうな箇所を発見したことから,その部分を補強するための資料等を提出するなどして保険会社と交渉しました。

その結果,保険会社との間で賠償金1800万円での示談が成立し,保険会社の当初の提示額から1300万円分の増額(提示額から3.6倍)に成功しました。

このように,高次脳機能障害の案件では、専門的な知識や経験を有する弁護士に相談し、その助力を受けることが必要です。