これは、私が被害者側の代理人として担当した事案です。
交通事故の態様・争点
Ｔ字路交差点において、直線路を直進するＸさんが運転する車両と、右折するＹさんが運転する車両とが出会い頭で接触する交通事故が発生しました。
この事故について、Ｙさんは右折し終わって道路を直進していたところをＸさんが運転する車両に追突されたと主張して、自らの非を一切認めませんでした。
そんなＹさんの態度に困ったＸさんは、私の事務所に相談にいらしゃらいました。そして、Ｘさんと相談の上で、Ｙさんを被告として損害賠償を求める裁判を起こしました。
裁判所の判断は
裁判では、Ｘさんが経験した事故の状況について詳しく説明した書面や事故現場の状況を示す証拠を提出するとともに、当事者であるＸさんとＹさんの本人尋問が行われました。
その結果、裁判所が和解案として提示した
Ｘさんが 10％
Ｙさんが 90％
という当事者双方の過失割合で和解が成立し、自分の非（過失）を一切認めていなかったＹさんに90％の過失があることを認めさせることに成功しました。
